6th Aug, 2013 Posted by 田中浩也


スピーカー8  シェリー・ラシター(Sherry Lassiter) -FabLabと学習・教育

Sherry3

 

シェリー・ラシターは、世界ファブラボネットワークのマネジャー。ファブラボの人々から「お母さん」のように慕われています。

彼女はもともと、テレビビジネス業界で、科学ドキュメンタリー番組を制作するプロデューサー、ディレクターでした。そこで18年間働いた後、ある日、こんな風に思ったそうです。


「他の人々の物語を伝えるだけの役より、私自身も、物語の一部(当事者)になってみたい」、と。

そこでマサチューセッツ工科大学に秘書として勤務しながら、名物講義「How to Make Almost Anything (ほぼ)なんでもつくる方法)」を受講し始めます。
http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.05/people/lass/Lasspage.html
授業を受けながら、ゼロから、電子工作やプログラミングを学んだのでした。そこには人一倍の努力もあったでしょうが、彼女はこのコースを3回ほどトライして見事修了しています。


現在では主にファブラボネットワーク全体のマネジメントや財務を切り盛りしていますが、彼女自身がこのコースを修了していることが、
常に「つくる人」を最もリスペクトし応援するファブラボのカルチャーを生み出すのに大きく貢献しているでしょう。


そんなシェリーですが、彼女はまた教育学の修士号を持っています。米国では、STEM (Science, Technology, Engineering, Math)というあたらしい科学技術教育政策が進められていますが、シェリーもまた、「ジャスト・イン・ケース(いつか必要になるかもしれない知識を学ぶ)」型教育から脱却し、「オン・デマンド(その場そのときに、つくりたいものを実現するために、必要な知識をその都度学ぶ)」型教育への移行について考えています。それはもう、「教える」のではなく、自発的に「学ぶ」ことを中核に据えた、あたらしい成長の仕方なのでしょう。


ファブラボにおける21世紀型の「まなび」とはどんなものなのでしょうか。26日にはシェリー・ラシターが次世代への希望について語ります。






 

 

 



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