8th Aug, 2013 Posted by 田中浩也


スピーカー4 イェンス・ディヴィック(Jens Dyvik) ーファブラボの実践的・実験的プロジェクト

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大親友のイェンス・ディヴィクについては、書きたいことがあり過ぎて、この欄だけでは収まりそうな気がしません。


とにかく彼は、約2年をかけて、世界じゅうのファブラボを巡り、旅し、それぞれのラボで「何か」をつくることを自らに課しつつ、「ローカルな資源」と「グローバルなアイディアの共有」の融合を実践した人でした。8月26日のシンポジウムは、イェンス渾身の自主製作映画で締めくくられます。今回のシンポジウムのテーマ、「進化するメイカームーブメント―グローカルものづくりの未来―」は、彼の姿から思いついたことばでした。

 

昨年、彼はファブラボ鎌倉に2週間滞在しました。そして、たくさんの木工職人のもとを訪れました。そのときの様子はこちら。「仕口・継ぎ手」という日本にもなじみ深い技法は、「分解・組み立て」を旨とするデジタル・ファブリケーションともきわめて親和性が高く、彼も熱心に研究したのでした。彼の試作はこちら

 

その後、彼は、ハンディな3Dスキャナを手に入れ、それをまるで「カメラ」のように携帯し、世界各国の風景を、「3次元のデータ」として撮りため始めます。僕が今年3月にイスラエルで彼と再会した時、彼は、ユダヤ教の聖地、エルサレムの「嘆きの壁」をスキャンし、まさにそれを3次元コピーしようと試みていた最中でした。できあがった写真はこちら。「嘆きの壁」の木彫りです。



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彼の創造性の源泉はおそらく「旅」でしょう。


今回、彼のスピーチでは、映画の上映前であるため、あまり細部までは語ってくれないかもしれません。ただ、彼が世界じゅうを旅し、世界中の人々と会い、対話し、そしてものをつくり続けたその軌跡―は、きっと、21世紀型の新しいクリエイター像、デザイナー像のひとつを示していると思うのです。



ファブラボ・ノマド、イェンス・ディヴィク、2度目の来日となります。




 

 



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