9th Aug, 2013 Posted by 田中浩也


スピーカー2 ニール・ガーシェンフェルド(Neil Gershenfeld) ― FabLabとは何か? 過去、現在、未来

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二―ル・ガーシェンフェルドと私の直接の出会いは、2009年の第5回世界ファブラボ会議(インド)にまで遡ります。



夏のある日、ウェブサイトをだらだらと徘徊していたところ、インドでファブラボの国際会議が開かれるという情報を知りました。


「ファブラボ」という言葉自体は、ニールの「ものづくり革命―パーソナルファブリケーションの夜明け(ソフトバンククリエイティブ)」(現在は絶版で、新装再版は「FAB―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ」、オライリー・ジャパン)を読んで知っていたのですが、その会議が「インドで」開催されると聞いて、突然、胸が高鳴り、動悸が激しくなってきました。



当時の私は、新しい研究の方向性を模索していました。さまざまな分野に興味の触手を伸ばし、建築の設計システムも、電子工作を用いたインタラクティブな環境デザインも、地域の資源にフォーカスしたメディア・インスタレーションも手掛けていましたが、それらを「包含する何か」を探していたのです。



もしかすると、この「ファブラボ」こそが、私が探していた、自分の興味を包含するものなのかもしれない。そして、インドに行けば何かが見つかるかも知れない(笑)と思うと、早速インドに向かう準備を始めていたのでした。


インド大使館までVISAを取りに行って、そのまま空港まで直行、ニューデリーを経てプネーに降り立った日のことを忘れられません。ゾウが車道を歩いていました。



このファブラボ会議で、私ははじめて、ニール・ガーシェンフェルドに会いましたが、そのとき彼は私にこう言いました。



「ファブラボをやりたいんなら、1年くらいかけて、世界中のファブラボを旅してまわったほうがいいよ。いろいろな国でいま何が起こっているのか、自分の眼で見ることが大切だ。」

 

はじめて私がファブラボ会議でプレゼンしたときの写真がこれです。それからはや5年。まさかファブラボ会議を日本で開催することになろうとは、まだこのときは想像だにしませんでした。



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